2020年10月展「PLUG IN GRAND PRIX」大賞に選ばれた「Proudly from Africa」プラウドリー・フロム・アフリカ」
SKYAH株式会社CEO 原ゆかりさん
UPLOADED 12 MAY, 2021
合同展「PLUG IN」の来場者が、出展者の中から最も魅力的だったブランド・企業を投票形式で選ぶ「PLUG IN GRAND PRIX」の前回大賞に選ばれたSKYAH株式会社の「Proudly from Africa」。おしゃれで高品質なアフリカ発のブランドを育て、発信するSKYAHのCEO 原ゆかりさんに聞きました。
大賞おめでとうございます。
《原さん》有難うございます。初めての合同展への出展で、連日あわただしくご商談をさせていただいていたので、賞について教えていただいてとても驚きました。ファッションに携わる多彩な来場者の方から、とても多くの評価をいただけたことは率直に嬉しいです。エシカルでサステイナブルな、高品質のアフリカブランドという特徴も、興味をもっていただけたのかと思います。
SKYAHについて教えてください。
《原さん》SKYAHは2018年に上質なアフリカ製品を日本に紹介することを目的に設立した会社です。「Proudly from Africa」（https://proudlyfromafrica.com/）は多彩なアフリカブランドを紹介する窓口であり、その名前の通り、誇りをもってその土地ならではの商品やサービスを生み出す人々のストーリーを発信する場と考えています。コロナ禍の中でも前を向いて挑戦をし続ける現地のブランドとともに、日本のスタッフも働いています。
PLUG INに出展していかがでしたか？
《原さん》PLUG INの20年3月展でデビューを予定していたのですが、コロナ禍で中止となり、2020年10月展が本当に初めての合同展出展となりました。個性豊かで唯一無二のブランドストーリーをどう紹介するかを意識していましたが、ブースに寄られるバイヤーの多くの方に「アフリカにこんな良い商品があるんだ！」「探していた商品に出会えた！」と期待以上に高い評価と反応をいただけました。百貨店やファッション関連の専門店からポップアップのたくさんのお誘いもいただき、厳選しお取組みをスタートさせていただいています。
21年3月展にむけての展望を。*インタビューは2021年1月
《原さん》SDGsやエシカルの文脈はもちろん、商品ひとつひとつの魅力や価値をより多くの方にお届けしたいと考えています。「ボーテン」は西アフリカの建材の端くれを日本の鯖江で製品にするアイウエアのブランドで、ナイジェリアのシューズ＆アクセサリーブランドの「SHEKUDO」や、カカオ豆の原産地であるガーナで作ったチョコレート「‘57 Chocolate」など新しいブランドも紹介する予定です。PLUG INは私たちらしさが出せる場所だと考えています。コロナ禍などの影響で市況の厳しさは続いていますがアフリカのブランドたちはとても元気で、新しいチェレンジを求めています。長くともに歩むことのできるお店の方との出会いを期待しています。
ありがとうございます。2021年3月展もよろしくお願いします。
右端:原さん、中央:フランク・オチェレ駐日ガーナ大使
【事務局メモ】
原さんが米国留学中に繊研新聞のNY通信員と接点があったそうで、なにかとご縁を感じています。取り扱っているブランドはアフリカやエシカル、SDGsという文脈を抜きにしても可愛くて素敵なものばかり。PLUG INをきっかけにファッション業界で多くの方に認知が広がりつつあるとお聞きできて、うれしく思っています。（スタッフO）